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人は幾つになっても
変われる。
心をゆさぶる
感動マーケティングで
1億人の人生を
変えてみたい。

番場 三千世

ゲームズ・デリバリー室
MOC計画部
テストイベント統括課
課長
2019年入会

教職、研修開発、スポーツメーカーでのマーケティングとキャリアを重ねる中で、人の心をふるわせる「モノ」「コト」に関わる仕事がしたいとの想いが芽生える。組織委員会では、運営で起こりうるあらゆることをシミュレートし、準備・対策のガイドラインに則った演習訓練導入施策を指揮している。

目を輝かせているのは、子どもだけではなかった。どうしたら、それほどの声が出るのだろうと驚くほど夢中になってエールをおくる高齢者の姿があった。ドイツに本社を置くスポーツメーカーのマーケティング担当者だった番場が、東日本大震災に見舞われた陸前高田の人々をスポーツイベントのパブリックビューイングに招いたときのことである。「ニッポン!ニッポン!ニッポン!」仮設住宅で息を潜めて生活していた人々の元気な声が青空に響く中、番場はスポーツの力を強く実感した。

あらゆるトラブルを想定せよ。

組織委員会で番場が任されているのは、大会の成功のカギの一つである情報連携を、運営スタッフ全員が一定レベルまでできるよう、準備と対策を定めるミッションである。小さな子どもが親とはぐれてしまったら会場アナウンスをすべきか、すべきでないか、といったものから、アスリートが会場に到着しなかったら、最寄りの交通機関がストップしたら、テロの予告があったら、など、挙げだせばその数は1000を軽く超えるだろう。それらの対策指針に従い、確実に運用できるよう訓練イベントを実施し、抜けや漏れがあれば改善し、本番に備える。さらに、定めたガイドラインが機能するように運営スタッフにインストールする最適な方法を模索するのも番場の役目だ。


持ち場の責任者に全体を把握してもらうガイドラインが100だとしたら、彼らがメンバーやボランティアスタッフに指示するために情報を制限したり、表現を変えたり、最適な形式に調整したサブツールの用意や指導の仕方にも心をくだく。正直、胃が痛い。正解も、限度もない。でも、苦しさよりもやりがいのほうが勝る。次々と立ちはだかるハードルを越えながら一段ずつ習熟度が上がる手ごたえがあるからだ。
番場三千世の写真2
番場三千世の写真3

この手でつくっているのは、感動。

1998年長野オリンピックが開催されたとき、昼間は大会を観戦し、夜は会場近隣の宿泊施設のスタッフとして働いていた。メディアスタッフが利用していた施設だったこともあり、テレビで観戦するのとは違う感動を覚えた。だからこそ東京2020の運営を支えたいと思い、スポーツメーカーのマーケティング職から転身したが、つかむことができたのは、希望と違うポジションだった。これまでの経験がダイレクトにいきるフィールドではなかったことで戸惑いもあったが、自分で切り拓いたチャンス。自分と同じく応募しながらチャンスを手にできなかった人のためにもこのチャンスを存分に使って、変わろう、成長しよう、と思い至ったのだ。


そうした覚悟のもとに仕事に臨む中で気づいたのは、自分がつくっているのは訓練計画ではなく、関わる人すべての意識だということ。ルールでみんなを縛るだけでは、このダイナミックな大会を運営することはできない。バレーボールのチームがお互いを補いながらボールをつないでゆくように、ポジションを超え、主体的に大会をつくる前向きな気運を醸成する。そこに向けて、ひとりひとりの心に火を灯し、熱を生みだす。訓練は、その手段なのだ。それが実現すれば、きっと大会は成功する。運営する側の心が熱ければ、世界中の人の心がふるえ、感動が生まれる。たとえるなら感動マーケティング。それが自分に任された仕事なのだと気づいたのだ。起点となるのは自分である。番場はいま、誰よりも心をふるわせながら大きなプレッシャーに挑んでいる。

すべての経験が、
いまにつながっている。

番場はそのときどきの気持ちを偽らず、やりたいと感じることに迷わず飛び込んできた。断られても扉をたたき、道を切り拓いてきた。


キャリアのスタートを教職にしたことや仕事や社風が自分に合っていた研修開発の仕事を1年で辞めてしまったことなど、点と点に思える経験のすべては線となり、いまの人生を織りあげている。そして、人は幾つになっても変わることができるし、成長できるという実感を積み重ねてきた。右に倣えのしきたりに失望して去った教職では、心に残る授業を通して生徒の人生を変えようとした。ジュエリーのマーケティングでは、一粒の石の輝きが心を踊らせ、手にした人の毎日を輝かせたかった。スポーツメーカーのマーケティングでは、笑顔を失うほどの心の傷をスポーツで緩和したかった。実現できなかったこともあるが、悔しさも含めたその想い、その経験のすべてが集大成として、いまの仕事に活きている。

ひとりひとりの生徒と向き合う気持ちや、研修を開発した経験は、どうやって関わる人の気運を高めるのか、という視点に通じている。みんながひとつになる訓練計画づくりやその浸透施策も例外ではない。すべての選択が自分であり、人生をつくってゆく。だからこそ、この仕事に全力を注ぎたい。誰よりも熱く、心をふるわせることで目の前の人の心をふるわせ、その先に感動を生み出したい。感動を通して、世界中の人々の人生を変えてゆきたい。そう思っている。
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大会を成功させたら、きっと燃えつきて
しばらくはなにもできないだろう、と番場は語る。
だが、その状態が長くは続かないことも容易に想像がつく。
間違いなく次なる感動を求めて走りだすだろう。
それはスポーツに関わることかもしれないし、まったく異なるフィールドかもしれない。
確実なことは、関わる人の人生を変える熱源となること。
そのために誰よりも感動し、人生をフル回転させながら
目の前のハードルを飛び越えることになるはずだ。

番場三千世の写真6

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