大澤雅章の写真1大澤雅章の写真1

輸送のプロとして、
人々の理想を実現する
心のインフラを構築する。

大澤 雅章

輸送局
輸送調整部長
2018年入会

都市計画コンサルタント、モノレール会社の代表を経て組織委員会に転籍。輸送システムに革新をもたらすことで、大会の成功だけでなく、通勤ラッシュの緩和や働き方改革の実現など、日本の社会課題の解決を目指して邁進している。

街の人と一緒に乗り物を育てる。乗り物が育つと街が育つ。大澤は、モノレール会社の社長として千葉の街に力を与えた。モノレールがつながったとき、その周辺に30万人の人々の暮らしが生まれた。その人たちにファンになってもらうために、この会社はなにができるだろう。さまざまな企画を形にし、多くの人を集めた。中でも印象に残っているのは、社長最後の年に開催した駅伝大会。モノレールの駅と駅をつなぐ、これぞまさに駅伝という企画を提案したのだ。残念ながら駅の利用そのものは叶わなかったが、結果として大成功を収めた。当時としてはチャレンジングな試みであり、地域を活性化する手法のひとつとして話題となった。楽しむ。ファンをつくる。なにか、きっかけをつくってその後のスタンダードを塗り替える。いまでこそ当たり前のことだけど、思い起こせば、あれがきっかけだよね、そう言われる取り組みを成し遂げる。そこに情熱を注ぐことは、自分の得意であり、天職かもしれない。好きなスポーツで、成し遂げることができたら気持ちいいだろう。そのときぼんやりと抱いた想いは、4年後に現実となった。

めざすは、世界をうならせる
輸送システム。

大澤のミッションのひとつは、アスリートや関係者の足となる輸送システムの構築だ。バスや乗用車(フリート)といった乗り物を調達し、その運用計画を整える。それだけ聞くとシンプルなオーダーに思えるが、バス2000台、フリート4000台のスケールとなれば話が違う。しかも24時間フル稼働、乗車した人が目的地に着くことができたかの確認が発生する。さらに難易度をあげるのが、ステークホルダーとの調整だ。人の命を預かるうえに、専門性の高い領域であるため、関係者の協力をあおぐのも一苦労。プロと認めてもらう知識と強いリーダーシップで全体の最適化に向けた合意形成を図りながら、同時に、責任の重い業務に臨む彼らの心の負担を軽減する。なかなか骨の折れる調整だ。


しかし、だからこそ自分の腕の見せ所だと大澤は感じている。交通基盤づくりならば、日本というフィールドにおいては自分の右に出るものはいない。これまでの挑戦で磨いてきた知識、鍛えてきた技術で、東京はこのレベルを極めたか、と世界をうならせる輸送システムを構築できるのは自分しかいないと自負している。とはいえ課題は山積みだ。顔認証システムや、最新のカーナビゲーションシステムなど見慣れない、聞き慣れない先端技術を輸送システムに組み込む場面も今後あるかもしれない。刻一刻と大会が迫る中、冷静に、感情に流されることなく、ひとつひとつ解決策を見いだしてゆく。関わる相手の懐に飛び込みながら、利害を超えたひとつのチームとして大会成功に向けて歩みを進めてゆく。
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ひとりひとりの活躍を支える
ホームをつくる。

大澤は、自身が築く輸送システムを、心の通うものにしたいと考えている。それは、地域活性を視野に観光客が街を周遊する計画を成功させた経験や、モノレールの運営をきっかけとして、周辺の街に活気を生んだ経験から生まれたこだわりだ。輸送システムは物理的な移動を支えるだけでなく、こうしたい、こうありたいという人々の想いを運んでいる。そこから営みが生まれ、新しい価値観が生まれ、文化が生まれる。だからこそ、このシステムを一緒につくりあげる輸送局のメンバーに対しても職域を超えた、人と人の関わり、暖かな心を持って交流したい。いままさに、各セクションの専属輸送担当を新たに100名ほど採用し、まずは大会輸送の基本を学び、会場周辺での輸送担当者あるいは責任者としての役割を理解する育成の流れにあるが、ひとりひとりが存分に活躍し、成長できるように全力でサポートすることも自らのミッションだと捉えているのだ。


輸送担当の仕事はハードだ。しかし、人の命を預かるからには疲弊してはいけない。集中力がたもてる状態で、気持ちも身体も昂ぶることなく、平常運転を基本としなければならない。そうした状態を要求するからには、現場に配属された後でも、なにかあれば駆け込める、どんなことでも相談できるような場を用意したい。たとえるならホームだ。大澤は、ひとりひとりの活躍を支える温かなホームをつくり彼らの熱意を支えたいと考えている。

目に見えない
心のインフラをつくる。

働き方改革という言葉を耳にする機会が増えたが、大澤にとっても宿願といえるテーマである。輸送システムの構築とは無関係のように思えるが、大澤は、いまのポジションを通じて解決できる社会課題と捉えているのだ。


その手段となるのが、いま注力している交通需要のコントロールである。トラベル・デマンド・マネジメントと称される取り組みであり、アスリートの移動がスムーズに実現するように、選手村や競技会場周辺企業の協力を要請し、通勤ピークをコントロールするなどして渋滞・混雑を緩和する。始業時間を早める、テレワークを推進する、アプローチはさまざまだが、大切なのは、この取り組みに協力してくれる人々がやらされ感を抱くことなく、気持ち良く協力してもらえる流れをつくることである。

そして、この取り組みによって、気づけば、働き方に多様性が生まれていること。結果、通勤ラッシュが緩和され、苦痛に感じていた状態から解消され、快適に仕事をする人が増えている。そのきっかけを提供することが大澤が自らに課している目標である。そう、TOKYO1964を機に新幹線が登場したように、日本を大きく飛躍させる新たなスタンダードを生みだしたいのだ。それは新幹線と違って目に見えない。しかし、新幹線に勝るともおとらない資産である。人々の理想に寄り添い、日本の未来を創造する心のインフラだ。大澤は革新のもと、目の前のハードルを超えながら疾走する。
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大会を終えた後のキャリアは考えていない。
先を見れば、いまに挑む気持ちがそがれる。スピードが落ちる。
全力で臨み、燃えつきた後で、
また新たなプロジェクトが降ってくるだろう。
世界レベルのイベントをやりとげる中で
利害を超えた相手と気持ちを交わす筋力は
かつてないほど鍛えられている実感がある。
このキャラクターと、強みを活かして、
どこまでいけるだろう。

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