谷尾亜実の写真1谷尾亜実の写真1

東京2020大会は、
日本の活力スイッチ。
未来を担う人の
背中を押したい!

谷尾 亜実

テクノロジーサービス局
テクノロジー推進部プロジェクト推進課
推進チーム 主事
2018年入会

大学時代から「人のモチベーションがあがること」を研究してきた。人を元気にするだけでなく、コミュニティ形成にもつながる「祭り」や「スポーツ」に着目。東京2020大会を機にその可能性を探りたいと話す。

日本に帰国してもあんまりいいことないかもよ…。大学を卒業後、タイに渡って日本語教師をしていた谷尾に日本で働く友人たちは暗い表情で語った。2000年代前半、不況で企業が採用を控えていた就職氷河期の時代。閉塞感のもと、行き場のない思いを抱えている人たちが大勢いた。しかし、谷尾は日本がこのまま停滞し続けるとは思えなかった。当時も今も、タイの人々にとって日本は憧れの国。彼らと同じ視点で見れば日本のポテンシャルを実感できた。未来を切り拓こう。明るい日本の未来を。みんながそう思えるきっかけづくりに関わりたい!谷尾はそんな想いを胸に、帰国を決意した。

喰らいつこう。
仕事はなんだっていい。

2017年冬、谷尾は東京2020組織委員会の扉を叩いた。右手には履歴書を握りしめていた。彼女の大会にかける熱意や、自分が貢献できる職務などを面接で語った。

「タイから帰国し、日本の閉塞感を吹き飛ばすようなきっかけ、そう、何というか“大きなやる気のスイッチ的なもの”を探していました。大学時代は大阪で「こいや祭り」というお祭りを創り、タイから帰国後北海道の「YOSAKOIソーラン祭り」を手伝っていたこともあり、集団で一つのことに熱中するのは、ある種のパワーを産むことを実感。そして非日常空間でのパワーが、世代を超えたコミュニティ形成・働く活力・社会とつながりをよりよくしようとする力・次の世代を育成する力など、日常空間に大きなプラスの影響を与え、未来をつき動かす大きなパワーになることを体感。それが日本中で行われるようなことをしたい。そんなことを考えていると、東京2020大会の開催が決まり、もう、これしかないと」

就く仕事の中身はなんだっていい。そのくらい腹は括っていた。ITベンチャーでの営業とSEの経験、ベンチャー企業立ち上げの経験、お祭りでの広報の経験、自分の経験が何かに役立つのであれば、そんな思いだった。ただ、自分がどれだけ通用するのか、正直自信はなかった。でも、きっとできる。喰らいついていこう。どんなことでもやろう。「スポーツには世界と未来を変える力がある」この大会ビジョンを実現したい。スポーツという平和的に世界中が切磋琢磨する場を糧に、未来に向けて前向きな上昇志向の空気感を作りたい。ただただそんな思いでいっぱいだった。2018年初頭、そんな谷尾は組織委員会で働く仲間となった。

谷尾亜実の写真2
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衝突しながらひとつになる。

配属されたのはテクノロジーサービス局。前職のSE経験が活かせる環境ではある。しかし、現実は甘くなかった。部署そのものは組織委員会で使うシステムから大会当日の運営システム、サイバーセキュリティ対策までテクノロジーにまつわるすべてを担うセクションだが、その中で谷尾が担当しているのは予算や資産、監査に関するセンシティブな現場だった。

「今テクノロジーサービス局は、世界最高水準のテクノロジーを競技会場の整備や大会運営に活用するため、詳細な仕様や要件を詰めている最中です。オリンピック・パラリンピックには、様々な関係各所が存在するため、私はテクノロジーサービス局内の予算要望や意見を取り纏めています。ただ、予算には限りがあります。局内の要望を全体配分の中でどう調整するか。譲れないところ、交渉の余地があるところ。限られた予算の中で何がベストなのか。どうすればみんなが納得してくれるのか。前を向いて進んでいけるか。試行錯誤の毎日です。」

これまで谷尾は、人と衝突するのを避けてきた。主張は少なく、目の前で議論がはじまると穏便におさめる役に徹してきた。しかし、この環境ではバックグラウンドの異なる大勢の人が集い、文化や価値観を超えて意見を交わし合うのが日常。大会を成功させようという思いは同じだから、衝突することはネガティブなことではないと知った。そうした意識で見ると、鮮やかに論理突破する人、人を巻き込みながら交渉をリードする人など、各国から集まった精鋭たちのコミュニケーション手法すべてが学びになる。刺激になる。谷尾は、自分の意見を持つことや、ハードな交渉を通して相手と気持ちを重ねることの意義や醍醐味を身体に刻みつけていた。

スポーツを日本の力に。そして未来を担う人の力に。

東京2020大会が明るい未来を切り拓くスイッチとなる。日本を覆っている閉塞感を突き破るきっかけになってほしい。そう願い、それを実現するために谷尾は日々取り組んでいる。

スポーツとエンターテイメント文化を融合させたオリンピックが果たせる役割は大きいと思うんです。たとえば地域の避難所に東京2020大会を観戦できる環境を整えたらそこにコミュニティができます。顔見知りの人が増えます。それは居場所をつくるということ、お互いに助け合える絆をつくるということなど、さまざまに作用します。スポーツ文化が日常生活に波及する可能性を体感してもらい、日本の力として根づかせていくうえで東京2020大会ほど大きなスイッチはないと思っています。そのスイッチを、みんなと一緒に、私自身の手で力強く押したいですね。そして、未来を担うこれからの世代のみんなに、一つでも、少しでも、明るいきっかけとなればと願っています。彼らが大きくなって、社会を担うようになった時に、2020年に東京でオリピック・パラリンピックがあったことがきっかけで・・・と語ってくれる未来がきたら、うれしいですね」

未来に向けて日本をより良く変える。東京2020組織委員会という可能性にあふれたフィールドで、谷尾は夢に向かって走り出そうとしている。

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谷尾には挑戦する自分の背中を見せたい存在がある。
9歳になる娘と、7歳になる息子だ。
子どもたちは、ママが東京2020組織委員会で働いていることを応援してくれています。
子どもたちのこれから先に続く未来に、明るい影響を与えられたら。
自らの手で扉を開けたフィールドで、
谷尾は今、大きな期待を胸に秘めている。

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